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離婚 慰謝料の相場 時効にご注意!慰謝料をもらってスムーズに離婚するためには・・
離婚する時に必ずと言っていいほど、付いて回るのが慰謝料です。
結婚する時には君がいれさえすればいいとか、あなただけいれば私は満足なの、なんて言葉を発した記憶は皆さんありませんか?
そんな時の気持ちを忘れて、お互いの嫌な面だけをピックアップしていき最終的には離婚する。
やっぱり金で解決するのが一番なのでしょうかね~。
慰謝料を払ったり、もらったりすればそれでOK!なんて人間って卑しいのでしょう!お互いがいい時代もあったはずなのに・・・
その他、離婚や浮気に悩んでいる方はこちらもご覧ください。
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離婚 慰謝料 慰謝料とは
民法には慰謝料と言う言葉は全く出てきません。
かと言って、法律上相手からの不法な行為で精神的・肉体的に苦痛を伴った場合には損害賠償を請求することができる。と言う事を民法709条に記載されています。
どう違うの?って思う方もいるでしょう。
慰謝料とは、離婚に伴う精神的・肉体的な苦痛によって故意(わざと)、又は過失(ミス)により、損害を受けた場合による損害賠償請求権と言う事になります。
慰謝料も損害賠償請求権の一部と言う事です。
離婚 慰謝料 慰謝料を請求できるケースとその相場
簡単に言うと、民法770条(裁判上の離婚)1項1号・2号・5号の内容ならば、損害賠償請求する事が可能です。
1号・配偶者に不貞な行為があった時
2号・配偶者から悪意に遺棄された時
5号・その他婚姻を継続できない重大な事由がある時
この要件を満たしていれば、慰謝料を請求できる事にはなります。
慰謝料が請求できる場合と相場を、民法770条のケースにあてはめてみます。
1.配偶者に不貞な行為があった時
不貞な行為とは基本的には、肉体関係をもった間柄と言う事です。
相手が手をつないだ、キスをしただけでは不貞には当たりません。
☑ 慰謝料相場
一般的には100万~500万円と言われています。
基準額が120万円と設定されているので、ここからのプラス査定・マイナス査定を行う事になります。
査定は
- 不貞の回数・期間
- 不貞に至った経緯
- 配偶者の精神的ダメージ
等を考慮して決定します。
浮気に走る方は家庭に不満があるわけですから、浮気された方にも非があるのでは!?といつも感じてしまいます・・
2.悪意の遺棄をされた場合
悪意=お主もワルよの~ いえいえお代官様ほどでは わははは~とは、はっきり言って違います。
法律用語で悪意とは 「その事を知っていた又は知ることができた状態」の事です。
法理用語って廻りくどいですよね~!はっきり言えばいいのに。
- 悪意=わざとやった・あいつが困ると知っていてやった!等の事す。
- 遺棄=その言葉通りで放置された・家庭内の事を○○しないと言う事。
もっと簡単に言うと「家族に迷惑をかけること」と言う事ですね!
☑ 慰謝料相場
一般的には50万~300万円と言われています。
基準額を100万円として、同居を拒む事情や生活費を入れない・夫婦間の助けあいをしないなど様々な事情を考慮して慰謝料を決定します。
3.その他の婚姻を継続できない重篤な場合
これはかなりバイオレンスな話が多いのが事実です。
精神的・肉体的なDVや嫁姑戦争に旦那さんが国連軍として仲介に入らない場合。
事情は家庭ごとでさまざまな訳です。
ちなみにセックスレスも対象に入ってますからね~!
DVの現状は皆さんは女性被害がほぼ100%だと思っていらっしゃると思いますが、実際の統計では約70%が女性被害者30%が男性被害者なのです。
それに対して政府や公共機関のDV被害は女性専用相談所しかなく男性のDV被害相談所は皆無な状態です。
男性被害者に対しては男だから我慢しろ!と言う事なのでしょう!
☑ 慰謝料相場
だいたい、50万~500万円となっています。
DVに関しては暴力の実態・怪我の大きさ・暴力が振るわれる経緯や回数を考慮して決定します。
ちなみに言葉の暴力もDVと認められますから、鬼嫁の方は訴えられちゃいますよ~
ちなみに、セックスレスが原因の慰謝料は100万~300万となっていますが、判例の中には10万円と言うのもあります。
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離婚 慰謝料 慰謝料を請求できないケース
金金金~と言っている被害者ってホントに被害者なの?って疑問に思ってしまう今日この頃ですが、慰謝料を請求できないケースもあると言う事も知っておいてください。
1.不貞関係の相手側から既に慰謝料に相当する金額の支払いを受けて示談している場合
いわゆる損害賠償を支払っている状態ですから、2重どりは出来ませんよ~って事です。
また不貞関係の場合は、2人での共同不法行為に当たり、一人が示談金もしくは慰謝料を支払っている場合は、もう一人には請求する事ができませんからね!
ちなみに、1人が支払った場合は、もう1人の共同行為者は、支払った人からの請求を受ける事があります。
求償権と言う物です。
私だけが損するのはどうなの?半分返してね!ダーリン♪と言う事です。
2.時効になってしまった場合
基本的に、損害賠償請求権は永久に支払い要求ができる訳ではありません。
時効が存在するのです!えっ!?時効って撤廃されたんじゃないの!?と思う方もいると思いますが、ずばり!勉強不足です!
時効が撤廃されたのは刑事事件の重罪関係のみですからね!逃げ得は断じて許さん!!ってとこから来ています。
話がそれましたが、民法では時効撤廃の議論はありません。
ただし、不貞を理由とした離婚の場合の慰謝料請求権には、時効がある事に注意しましょう!
離婚をしてから3年が経過した場合と、不貞の事実を知ってから3年が経過した場合は、慰謝料請求権が時効になってしまい請求する事は出来ません。
通常は、不法行為時から20年を経過すると時効によって損害賠償ができなくなりますが、判例で離婚から3年で時効になると結審された事があります。
この辺りはかなり、ややこしや~ややこしや~ですから、弁護士さんに依頼している方は、消滅時効にかかっていないか聞いた方が良いでしょうね!
離婚 慰謝料 (自分が払う立場で)相手がその金額で納得しない場合は?
基本的に、離婚にする際に慰謝料を支払わなければならないのか?という事が法曹界でも議題に上る時代になっています。
確かに昔から比べると慰謝料の金額はかなり減額されて来ています。
減額される理由については、喧嘩両成敗が暗黙にあるので1人が全て悪くはないでしょ!と言う事です。
ただ、お金に執着する方も世の中たくさんいますし、周りからの入れ知恵も入ります。
しかし、あまりにもお金に執着し過ぎると、裁判官の心証が非常に悪くなります。
あまりにもかけ離れた慰謝料を請求する場合は、特に厳しく見られてしまいます。
ヘタに心証を悪くすると慰謝料の減額提示がされる場合も有りますからね!
後は、相手方の感情を逆なでる事にはなりますが、支払う側にとっては正当な金額なので納得して頂くしかありません。
それに、その方々の慰謝料の高額化を言っているのは、交通事故による損害賠償請求権のことが頭の片隅にあるからです。
交通事故における損害賠償請求権は、年々高額化傾向にあります。
なぜ高額化するのかと言うのは、身体への直接のダメージがあるからです。
ヘタすると死んじゃいますからね~!だから自動車や自転車の任意保険制度があるわけです。
これと勘違いされている方が非常に多いと言う事です。
離婚 慰謝料 (自分がもらう立場で)金額が少なすぎると感じた時は?
今度は逆に自分が貰う立場で金額が少ないと感じた場合は、やはり一般的には、増額する方向で法的武装をする方法しかありません。
この法的武装と証拠をかき集めて、相手と話合うしか方策はありません。
が上限は無いとはいえ、裁判所が算定している一般的な金額以上の請求は、先ほども書きましたが、裁判官の心証を悪くする事もあり得ます。
ですから、一般的慰謝料の上限が採決されれば恩の字と思っていた方がいいかもしれません。
ま~納得はいかないでしょうが、納得するしかありませんね!
離婚 慰謝料 慰謝料を払ってもらえない場合は?
調停や裁判で慰謝料の支払い義務が出ているのにもかかわらず、支払いを拒むケースは山ほどあります。
- 金がない
- 慰謝料を支払うと生活できない
などの理由が大半を占めてします。
でもそれでは納得がいきませんよね~!
かと言って、無理にとりたてた時に相手の所在が分からなくなってしまったなんて事になったらさ~大変です。
泣き寝入りは良くはありませんが、かと言って貰わなければ納得がいかない!
そんな場合はまずは弁護士に相談するのが得策です。
無料相談日を利用する手もありますし、1時間5000円~の相談料を支払えば相談出来ます。
強制執行出来ないのか?と言う事になりますが、強制執行するには裁判所の許可が必要になります。
自力救済(自分で取り立てに行くなどはやめてね~)は出来ませんから、裁判所に強制執行の手続きを取ることになります。
ただし、相手の現在の収入や生活状況に置いての判断されますから、強制執行はほぼ無理と言っても言い過ぎではありません。
そうなると一括請求ができない場合に分割請求をする方が回収率は上がると思います。
ま~それでも払わない人はたくさんいますけどね~
ちなみに、自力救済目的で相手に詰め寄った場合には、最悪のケース「脅迫罪や恐喝未遂」など別な意味で刑事事件に発展する可能性もなきにしもあらずなので注意しましょう!
そもそも、日本では自力救済は認められていませんからね!
離婚 慰謝料 まとめ
離婚に伴う慰謝料について紹介してきましたが、参考になったでしょうか?
離婚については、採算行っていますがお互いが悪いとしか思えませんので、慰謝料はどうなの?て感じます。
精神的損害賠償ですから払え!と言いたい気持ちも分かりますが、本当に自分だけが被害者なのでしょうか?
相手に危害を加えてはいませんか?自分さえよければ相手は関係ないなんて事はやめましょうね!
そうそう!不倫での離婚で慰謝料請求する時には、確固たる証拠が必要になりますからね!証拠写真がね!これが無いと認められないケースも多々存在していますから、探偵に頼むしかないのでしょう!
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