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離婚 親権を取るための条件 話が纏まらない場合のその後の流れと共に解説します。
離婚は自分の人生だけでなく相手の人生、子供たちがいれば子供たちの人生を狂わせてしまう可能性の高い、人生の出来事です。
今はシングルマザーなんて言葉が定着していますが、人によってはかなりのご苦労があると聞きます。
実際、私の周りのシングルマザーも周りの手助け無しではやっていけないとよく言っています。
では当事者は離婚する事で「あ~スッキリ」って所が心のどこかにはありますが、子供たちはどうなのでしょう?
ある程度大きいお子さんなら理解度もあるでしょうが小さいお子さんとなると・・・
当事者はお子さんの事まで真剣にかんがえているのでしょうか?
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離婚 親権 親権とは?
親権とは、未成年の子供の監護や養育し、その財産を管理し、その子供の代理人として法律行為をすることができる権利義務です。
毎回思うのですが、法律の表現って硬いのですかね~。
と嘆いていては話が進みません。
ちょ~簡単に言うと、「普段子供たちにしている事」 と理解した方が良いでしょう。
財産の管理って?
お小遣いだけでなく、相続で得た土地や財産も含みますから注意しましょう!
そんな大金持ちのお子さんは滅多に居なそうですがね・・
親権の中に監護権と言う物が付いて回ります。
離婚した場合に子供たちの親権は父or母になるわけです。
父親が親権を持ったけど、海外赴任が多く子供の面倒が見れないと言う場合には、親権は無いけども監護権だけは母親に委譲する形をとります。
そうしないと誰も子供の面倒を見てくれませんからね!
離婚 親権 裁判で子供の親権を取るためには
離婚が決まった時に親権がどちらにあるのか決めなければなりません。
離婚届には、必ず子供がいる場合の親権者の名前を記入する欄があります。
離婚裁判と一緒で、親権でもめている当事者はいきなり、裁判所に訴えを提訴出来ません。
こちらも調停前置主義(調停を先にやってくださいね~と言う物です)なので、調停を申し立てます。基本的に調停離婚の場合は同時に行われる事が多いです。
調停でまとまらなかった場合のみに裁判所へ提訴する訳です。
http://www.zachea.net/2016/09/04/divorce/
裁判所にどうすれば自分が親権者であると認めてくれるのでしょうか?
そもそも親権は親の権利ではありますが、社会的に見て未成熟な子供を保護して、子供の精神的・肉体的な成長を図っていかなければならいない親の義務と言う事です。
離婚 親権 親権者の指定の条件
☑ 子供に対する愛情
☑ 収入等の経済力
☑ 代わりに面倒を見てくれる人の有無
☑ 親の年齢や心身の健康状態など親の監護能力
☑ 住宅事情や学校環境
☑ 子供の年齢・性別・発育状況
☑ 環境の変化が子供の生活に影響する可能性
☑ 兄弟姉妹が別れる事にならないか
☑ 子供、本人の意思
これらを考慮して裁判所が総合的に判断をします。
この場合の判断は15歳未満の場合であって、15歳以上の子供の場合は、裁判所が子供に直接話を聞く事になります。
15歳以上は判断能力があるとの前提で、子供にも意見を言わせる狙いがあると目されています。
離婚 親権 親権を取るのに有利な条件
基本的には父・母どちらが有利なのかと言う事はありません。
これは「子供がどちらの親についた方が幸せなのか」と言う観点から裁判所が総合的に判断します。
確かに幼い子供の場合は、母親と過ごす時間が父親よりも長い為に、一般的には有利とされています。
離婚調停や裁判中でも子供はどちらかと一緒にいます。
母親との同居が多いのが一般的であって、判決で父親側に親権となると、現在の生活環境がガラッと変わってしまい、子供の心理的影響が大きくなる事は明白です。
そうなると、父親より母親に親権が渡りやすいのが現状の流れです。
父親が親権を持つ割合は10%程度しかありませんが、全てが母親に親権が渡ると言う訳ではありません。
実際、私の周りでも、子供を旦那さんに取られて離婚した・・・と言うケースが何組もあります。
離婚 親権 親権を巡る裁判の流れとその費用
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親権だけを争う裁判は基本的はあり得ません。
婚姻している親は、両方に親権が認められているからです。
当然ですよね。
親権を争うと言う事は、離婚を前提に既に動き始めていると言う事になります。
離婚時には必ず親権を決めなければなりませんから、どちらが親権者となるか話し合いで決めなければなりません。
ここで揉めなければ、裁判所の仕事はかなり減りますね。
当然ながら、自分の子供とは別れたくはない物です。
もめるのも当然です。
親権をどちらにするのかと言う事も踏まえて離婚になるのですから、流れとしては
協議離婚→調停離婚→裁判離婚
と言う流れに変わりはありません。
協議離婚の話し合いで折り合いがつかない場合は、調停を申し立てます。
この調停で全ての問題の解決策を調停委員が法律などを屈指して、解決策を模索して提案していきます。
これでも着地点が、オリンピック金メダリストの内村航平選手のピタリと決まれば、調停委員に金メダルなのですが、そうもいかないケースも当然あります。
そうなると最終手段として裁判所に離婚手続きの提訴をする事になります。
裁判所までの費用はどのくらいかかるのか?
と疑問に思う事でしょう!これからお金がかかるかも知れないのですからね~
離婚 親権 調停にかかる費用
☑ 申し立て手数料(印紙代)1200円
☑ 郵便切手代 800円
☑ 合計 2000円
です。こんなんで!?と思いますが弁護士を頼まない場合です。
調停で弁護士に依頼しても、結局は本人が出向く事になりますから、弁護士さんは裁判になってからお願いするのでも大丈夫です。
離婚 親権 離婚裁判にかかる費用
☑ 収入印紙代 13000円
☑ 郵便切手代 6400円
☑ 弁護士に依頼した場合 着手金30万円 (成功報酬30万円)
☑ 合計61万9400円
つまり、調停費用(2000)+離婚裁判費用(61万9400円)=62万1400円
が最低でも掛かる費用となります。
ほとんどが弁護士費用と言う事が良く分かります。
テレビに出ている弁護士さん達はかなり儲かってらっしゃる事になるのですね~!
離婚 親権 子供が親権を取得した方を拒否したら?
基本的に調停の段階で、子供たちの意見を聞く事があります。
本人の意思確認なのですが、それでも総合的に判断がなされて子供の意向に沿った結論でなかった場合も当然あり得ます。
親権者となった方は酷かもしれませんが、調停を申し立てて、親権者変更の手続きをとることが望ましいと思います。
親権者側でも非親権者側でもどちらでも申し立ては可能です。
離婚 親権 面会の交渉術や面会回数について
親権が取れなければ子供と一緒に生活する事はできません。
調停や裁判で離婚が成立した場合には、親権が与えられなかった親に面会交流権が与えられます。
この時に、家庭裁判所調査官による調査が行われ、子供の心理的要素や、健康状態などを総合的に判断した結果を、裁判官が総合的に判断して、面会の可否や回数、日時、場所などを判断します。
しかし、この面会交流が一番守られていないのも事実です。
離婚した相手になんで合わせなきゃいけないの!?的な事から始まり、子供が熱を出しているから会えない、子供が会いたくないと言っている、等によって拒否されるケースが最も多いと言われています。
また親権を取りたいが為に、面会交流はきっちり守りますと嘘を言って親権を取った方も大勢存在しています。
こればかりは、離婚した相手に合わせたくないのは分かりますが、子供には罪がないのですけどね。
かと言って裁判所に強制執行と言う手立てを訴えてもダメです。
子供のメンタル的な所が強いので、強制執行はできません。
離婚 親権 親権を取るには弁護士は必要?雇うといくらが相場?
先ほど金額について弁護士費用について触れましたが、改めてと言うと…
調停段階では必要ないかと存じます。
基本的に、自分の要求の言い合いですから、弁護士に代理させるほど金銭的に皆さん余裕はないはずです。
調停はまとまらずに裁判になった場合には、弁護士は必須条件になります。
親権はもちろんのこと、慰謝料や財産分与までを決める訳ですから、法的根拠や証拠等の提出が多くなります。
真実より証拠が正義的な所も有りますので、法的武装はプロに任せた方がベストです。
と言う事で先ほど紹介したとおり
☑ 着手金30万円
☑ 成功報酬30万円
☑ 計60万円
が最低弁護士にかかる費用になります。
あくまで最低ですから、これ以上下がる事はありません。高くなるだけです。
この費用には、弁護士の日当は含まれていませんから気をつけてください!
日当はいくらなんだい!?
正直、ここはオープンプライス的要素があるので、弁護士さん自体で全く違いますので、何ともいえません。
ちなみに弁護士でも、刑事専門・民事専門に分野が分かれている場合もあるので、頼む時には調べてからの方がよろしいかと思います。
離婚専門って方もいますからね~!
離婚 親権 まとめ
離婚による子供の親権について紹介してきました。
離婚当事者は離婚出来ればスッキリしますが、子供にとっては一大事です。
いきなり人生が変わってしまう訳ですからね~。子供には責任はないと言っても小さい胸の内で苦しんでしまうのも事実です。
大人のエゴで子供を巻きこむのは良くないとは思います。
しかし暴力やDVなどが行われているのなら話は別ですから。
子供にとって、どちらも大好きなパパとママと言う事を、当事者が気が付いてもらいたい物です。
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